タンヤオ【麻雀】
タンヤオとは
断么九(断幺九、タンヤオチュー)とは、麻雀における役のひとつ。么九牌(一九字牌)を一切使わず、中張牌(数牌の2〜8)のみを使って手牌を完成させた場合に成立する。1翻。断ヤオと略すことが多い。(wikipedia参照)
上の説明だけではよく分かりませんが、赤あり麻雀ではタンヤオは何にでも使えるエースです。
タンヤオの強さ
タンヤオの強さを簡単に整理します。
①.2-8までのみの数牌で構成するのみなので、簡単に作れる上、流動性が高い。
②鳴いても1飜あるため、1シャンテンからテンパイの際に鳴いて手を進めることが出来る。
③ひょっこり赤やドラをツモると打点が上昇する。
④最終形を両面待ちに構えられる。
要は簡単に狙える役であり、状況変化にも対応しやすいので、積極的に狙う価値が高いという事です。
出現頻度も高いため、活かせる時も多いです。
スピードと打点を兼ね備えた手役といえるでしょう。
どんな時にタンヤオを意識するか。
①タンヤオターツが足りた場合
②愚形ターツが多く面前リーチツモが難しい場合
③ドラ2以上
④和了価値が極めて高いとき
特にドラ2以上の時、和了トップの時に多少強引にでもタンヤオに寄せる技術はとても重要です。
実戦例
・副露判断
副露判断はこちらを参考ください。
・手組
よくよく見るとタンヤオターツが足りています。
タンヤオと見ると8mが頭候補となるため、8mは切らないほうが良いです。
ペンチャンを払うか孤立3~7の牌を切るかはしばしば議論されています。
判断は孤立牌の強さで考えます。
筒子は5678形のため強い。5sもドラそばのため強いです。
また、ペンチャンを払うとタンヤオになる可能性も高いです。
8sツモも嬉しいため、ここは打9sとしてペンチャンを払うのが良いでしょう。
少しタンヤオを意識するだけで、一気に和了率が向上します。
手はバラバラですが、真っすぐ向かっても良い変化は少ないです。
急所をさばいてタンヤオに寄せます。
真っすぐに進めるのであれば打7mですが、ドラ2以上の手は手役を意識します。
7m5678pへのくっつきでタンヤオになりますね。
目の前の受け入れよりも、1シャンテンからテンパイになる可能性を上げるほうが和了率は向上します。
打9sとしていないのは後手になった時の安定感を意識しています。
89s2種類を押しての押し返しはかなり難しいです。
最後に
クイタンありのルールではタンヤオは最強の手役といって良いでしょう。
出現頻度が高いものは意識して身につけたいですね。