点数状況判断【麻雀】【天鳳】
点数状況判断
素点が関係なく、順位点のみでポイントが増減する天鳳ルールにおいては、もっとも避けては通られない部分です。
特になかなか壁を超えさせてもらえない、六段配分のポイントを乗り越えるには、ラス回避の戦略が重要になります。
みんなラス回避ラス回避っていうけど、どうしたかええんや?
と言う人達の疑問に答えたいと思います。
身につける優先順位が最も高いのはオーラス。その次は南3(東風なら東3)です。
ラスを避けるためには、先ずどういう状況であればラスになるのかを整理する必要があります。
点数状況判断とは
点数状況判断とは、その名の通り、自分の持ち点・他家の持ち点にを考慮して判断を下すことです。
開局時に自分の状況を整理するところから始めます。
早速ですが、先ずは下図をご覧下さい。
オーラス、自分は2着目です。
自分の手の良し悪しは別として、先ずは着順が変わる部分について、点数状況を整理していきます。
様々なパターンがあり、全てを整理した方が良いですが、こと天鳳ルールにおいては4着になるための条件だけは必ず確認する癖をつけたほうが良いと思います。
条件が分かったらそれを実戦に応用します。
ざっくりと整理していきますと、
1着になるには、 ①自分の跳満和了
②6400以上を上家から直撃
③次局持ち込みの条件変化
2着キープのためには、①自分の和了
②上家の和了(5200点までは自分の振り込み可)
③下家の和了 (1300,2600ツモ以下)
3着になるには、 ①下家の和了 (1300,2600ツモより高い打点)
②対面の6000オールツモ
③次局持ち込み
4着になるには、 ①下家に12000以上放銃
②上家に12000以上放銃
③対面の連荘による次局持ち込み
今回の条件では、親に和了されないこと、また12000の放銃と親への放銃回避がテーマとなります。
トップへの着順上昇は目が薄いので、安全を確保しつつ2着を目指したいですね。
この場合はリーチをなるべくかけないで済むように手役に寄せる、放銃してはいけない相手の安牌を抱えておく。など、平場とは異なる選択を意識的に行っていきます。
実戦では平和・白・イッツー・567三色を目指してこの状況で6sを切りました。
平場では大抵白を切りますが、オーラスは途端に別の戦略が必要です。
親への放銃が致命傷であればこの状況でマンズ下、ピンズ下には手をかけられません。
ほぼベタオリです。
大人しく座っていましょう。
次にもう一つ見ていきましょう。
今回は3着目です。
先ほどと同様に整理していきます。
1着になるには、 ①自分の跳満和了
②6400以上を上家から直撃
③次局持ち込みの条件変化
2着になるには、 ①自分の和了
②上家の満貫ツモ。対面の上家か下家への5200放銃
3着になるには、 ①上家・下家の満貫以上ツモ。
②対面の高い手の和了
③上家の和了
4着になるには、 ①下家へ3900以上の放銃
②上家・対面へ満貫以上の放銃
③下家の1300,2600ツモ
④対面の連荘による次局持ち込み
3着目なので焦りを感じますが、対面が親かぶりしてくれるため、意外とラスになるパターンは少ないです。
2着を目指しつつ、高い手への放銃を避けるようにし、最悪上家への安手には差し込み気味で3着キープも良いと思います。
点差を意識すると選択に幅を持たせることが出来るので、成績に直結すると思います。
気を抜くと忘れてしまうので自分もですが、頑張っていきましょう。